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口臭電車

最初はね、おならかと思ったの。

おなら雲が通り過ぎるときに鼻呼吸がうまく重なっちゃったんだって。よくあることだからね。

でも、臭いが消えないの。連続的に臭いがするの。

それではたと気がついたね。おならじゃない。

口臭だ再口臭

そうわかった瞬間、ハンケチを即席ガスマスクにしてその場をしのごうとしたんだけど、その酸性の臭いはあっさりとハンケチを貫通してくるのでハンケチで鼻をぴったりと塞ぐように押し付けたところ、濡らした和紙を顔に押し付けられて窒息されられる町娘の気持ちを味わっちゃったので、口でハァハァ息してました。

なんとか臭いから逃れようとしてましたが、口臭源がエアコンの風の通り道にいるらしく、もわ~っとした口臭ストリームが途切れることはなく、「口臭のする人が近くにいると、咳が止まりません。」という方の気持ちがよくわかっちゃったりしました。むせたもん。

このプラズマが発生しそうなほどの口臭雲の真っ只中にいると「口臭源の人は口が溶けてるんじゃないか」とか「これは生物兵器バイオウエポンではないか」とかいう考えが頭の中をぐるぐる巡ってたりしました。

なんとか降りる駅にたどり着きことなきを得ましたが、電車内で携帯電話のことをアナウンスするぐらいなら「口臭源の方はエアコンの風の通り道には立たないでください」とかアナウンスして欲しい。今回はかなーり吃驚びっくりしたから。

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